気になる!でも意外と知らない春の大気汚染物質Q&A

気になる!でも意外と知らない春の大気汚染物質Q&A

春は花粉や黄砂、ホコリなど、空気の汚れを肌で実感する季節。PM2.5などの大気汚染物質が増える時期でもあります。紫外線同様に肌へ老化ダメージを与えるともいわれ始めている大気汚染物質の正体、そして体や肌への影響とは?

 

体や肌への影響は? 知っておきたい大気汚染のこと

体や肌への影響は? 知っておきたい大気汚染のこと

photo:GettyImages

 

大気汚染物質の中でも、最近よく耳にするのがPM2.5。そこで、PM2.5についての素朴な疑問を調査しました。まずは、知ることから始めましょう!

 

Q1. PM2.5ってどんなもの?

A. 大気中に浮遊する、直径2.5µm以下の非常に小さな粒子のこと

PM2.5とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが 2.5µm(1µm=1mm の千分の1)以下の非常に小さな粒子のこと。名前のPMは「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字。その成分には、炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどが含まれます。

 

Q2. 体への影響は?

A. 肺の奥深くへ入りやすく、呼吸器系や循環器系の病気リスクがUP

PM2.5の粒子は非常に小さいので、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系疾患や循環器疾患などのリスクが高まると考えられています。

 

Q3. PM2.5はなぜ発生するの?

A. 物の燃焼や、工場からの排出ガスなどが原因で発生。たばこも発生原因のひとつ!

焼却炉や鉱物堆積場など、物の燃焼で直接発生する場合と、火力発電所や工場などでの燃焼や石油取扱施設からの蒸発などで排出されたガス状物質が、大気中で化学反応して発生する場合があります。身近なところでは、喫煙や調理、ストーブの使用が発生の原因に。自動車やトラックの排気ガスに加え、たばこの煙にも多くの有害な微小な粒子が含まれていて、全席喫煙の飲食店や喫煙室内で測定したところ、PM2.5 濃度の数値が非常に高かったケースも。

 

Q4. 黄砂とは違うの?

A. 違います。ただし、黄砂がPM2.5を運んでくることも

黄砂は、中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠や高原から、風によって巻き上げられた土壌や鉱物粒子が偏西風にのって日本に飛来する現象のこと。黄砂が飛来する過程で、PM2.5などの大気汚染物質を付着して運んでくることもあります。

 

Q5. PM2.5にとくに気をつけるべき時期とエリアは?

A.3~5月の西日本は注意が必要

PM2.5の濃度は季節によって変動しますが、とくに例年3月から5月に黄砂が飛来する西日本で上昇します。一方、東日本は冬に上昇する傾向がみられますが、年間を通して注意したほうがいいでしょう。

 

大気汚染物質から肌やからだを守るためにできること

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汚染物質はついたらしっかり落とすこと、そしてなるべく寄せつけないことが大切。意識してケアをしましょう。

 

【落とすケア】いつも以上にていねいに、そしてやさしい洗顔を

湯温は低めに、洗顔料をのせる前に予洗いをします。洗顔料をしっかり泡立てて、泡のクッションでマッサージするように洗います。生え際やフェースラインのすすぎ残しがないようにすすいだ後、タオルをそっと押し当てるようにして水気を吸い取りましょう。

 

【寄せつけないケア】マスクなどで、汚染物質を寄せつけない工夫を

環境省の観測データなどを参考に、濃度が高い日はPM2.5対応のマスクなどを正しくつけて、肌を守りましょう。洗濯物は取り込む前にはたく、服をはたいてから家に入るといったことも習慣に。

これからは、大気汚染物質にも注目。春はいつも以上にていねいでやさしい洗顔やマスクなどによる予防を心がけて、新しい肌ゆらぎ要因から肌を守りましょう。

 

参考:
政府広報オンライン/「PM2.5」による大気汚染健康に及ぼす影響と日常生活における注意点
環境省/黄砂ってなに?
環境省/微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q & A)